オブジェクトリテラルのキーに式が使えるようになった
概要
今までオブジェクトリテラルのキー部分には固定の文字列を指定するしかなかったが、ES2015では動的な式の結果やSymbolを指定することができる。
使い方
キー部分を括弧『[ ]』で囲むと、オブジェクトリテラルが評価される時に括弧間の式が評価され、その結果がキーとなる。
つまりこれを
var key = 'hoge' var obj = { } obj[key] = val
こう書くことができる。
var key = 'hoge' var obj = { [key]: val }
この記法はSymbolをキーにすることもでき、Class構文でも使える。
そしてメソッド定義記法と合わせてこの様に使える。
class Cat { get [ Symbol.toStringTag ]() { return 'Cat' } } console.log( '' + new Cat ) // "[object Cat]"
実装されるバージョン
V8 4.2.9 4.4.8(デフォルト有効)