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JavaScriptの最新実装情報を追うブログ

2015-01-01から1年間の記事一覧

Proxyについて

概要 Proxyを使うとオブジェクトに対する様々な操作に割り込み、好きな振る舞いをさせることが出来る。

正規表現の後読みが実装された

概要 後読みは「何かが直前に来る目標」を指す際に便利な表現である。

正規表現系のシンボルが実装された

概要 ES2015以前は正規表現オブジェクトを引数で取る関数は一般に、内部で引数が正規表現オブジェクトであるかどうかの判定をして、独自の処理をしていたが、 ES2015からは代わりに各処理に合うシンボルプロパティを持っているかどうかの判定をし、そのシン…

do式が実装された

概要 ブロック文のようでありながら、かつ中に書かれた最後の式の評価を返すdo式が実装された。

SharedArrayBufferとAtomics APIについて

概要 JSで大きな処理を効率良く捌きたい時、今までもWorker等でスレッド立てて処理を分割する事はできたが、 スレッド間のやり取りの方法は制限されたものしかなく、バッファを共有することもできなかった。 そこで新しく導入されたSharedArrayBufferを用い…

@@toPrimitiveが実装された

概要 オブジェクトがプリミティブ型に変換される際に、どんな処理を行いどんな値を返すか決めるためのビルトインシンボルが実装された。

デフォルト引数が実装された

概要 引数が渡されなかった際のデフォルト値の設定が可能になった。

SIMD型について

概要 新しいプリミティブ型であるSIMD型及びAPIがV8で実装されてきている。 SIMDとは、複数の数値を並べて1つの値としたようなデータ型である。 これはCPUによって効率良くサポートされているデータ型であり、 1 + 2 -> 3 をするように [ 1, 2, 3, 4 ] + [ …

Spread要素が実装された

概要 配列リテラルでSpread要素を使うと、イテラブルとして展開してそれぞれを要素にしてくれる。

分割代入が実装された

概要 分割代入を用いると、複数の代入を1つにまとめることが出来る。

Object.assignが実装された

概要 Object.assignはオブジェクト同士をマージするJSerの誰もが長年追い求めた夢のメソッドである。

Array.prototype.copyWithinが実装された

概要 copyWithinは配列の一部の区間を任意の位置から貼り付ける破壊的メソッドである。

Reflect APIが実装された

概要 Reflectオブジェクトはグローバルに存在し、演算子がするような作用や、内部的に行われているような作用をメソッドの形で提供する。

new.targetメタプロパティについて

概要 「new.target」とは、ES2015で導入されたビルトインクラスのサブクラスを作る上で欠かせない存在である[[newTarget]]を取得するためのメタプロパティである。

Restパラメータ/Spreadコールが実装されてきている

概要 Restパラメータ/Spreadコールを使うと、可変長引数が扱いやすくなる。

オブジェクトリテラルのキーに式が使えるようになった

概要 今までオブジェクトリテラルのキー部分には固定の文字列を指定するしかなかったが、ES2015では動的な式の結果やSymbolを指定することができる。